光を紡ぐ剣

1人の騎士が、Verdandiから姿を消すことになるようです。
遙かなる道程を一度は登り切り、再び立ち上がって剣と共に成長してきたその騎士は、自らの
歴史を振り捨てて、永遠の休息を選択したのでしょう。
私が横からどうこう言える決断ではないのですが・・・彼にとって自らの歩みは、大切な人との
別れよりも軽いものであったのか、と思えてなりません。

確かに、単なるデータの塊と生の感情を比すれば、後者がより身近なものではあるでしょう。
しかし、自分の血肉を注ぎ込み、良も悪も含めて1人の騎士を体現するに至った証と、胸に響く
痛みと共にありながら、いつしか消えゆく悲しみとを比べたら・・・?

自分であった証を捨てる。
それは、自らを悔いて生まれ変わりたいと思うなら、それはそれでありかもしれません。
けれど、今の痛みから逃げるために、積み重ねの上に成り立つ今の「自分」を投げ捨てる・・・。
もっとも、旅立つための理由は、1つだけではないのでしょう。
絶望に満ちた世界、理想に届かない世界、他者との関わり・・・想像することだけはできますが、
どれが正しいかどうかは、本人のみぞ知る(本人も自覚していないかもしれませんが)。
あるいは、彼が騎士であることに疲れたのなら、それもまた止むを得ぬこと。
虚像と実像のギャップに悩んで全てを捨てるのならば、それも1つの選択ではあります。
ただ、やはり・・・あまりに軽い決断であると思わざるを得ません。

それでも、去る者は追わず。

私はその決断を支持しましょう。
ただし私の思うところは、こうして書き残しておきます。
もはや届かぬ言葉かもしれませんが、かつて、誇りと共に歩んだ騎士へのはなむけとして。
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by lana_ro | 2006-07-17 19:37 | RO(雑記)  

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